バルバドス紀行

桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン

 

珊瑚礁の国バルバドスの女性達は魅力的

旅の初めに・・・

 2014年2月、カリブ海の小国巡りの旅を計画。

 事前情報では、イギリス時代からのサトウキビ畑が広がっていると言う。

 リトル・イングランドと言われる英国の影響が残っているカリブの国が、観光地として今や人気と聞く。年間100万人が押し寄せるバルバドスの魅力を探りたい。



    ☆MAP

バルバドスの現地地図

桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン桜のライン

      バルバドスとは

 島国であり、島全体が珊瑚礁で出来ている。ラテンアメリカ、カリブ海諸国全域において、最も議会制民主主義が定着した国であり、国際連合による人間開発指数では42位(2010年度)と域内最高である。

 英国の植民地となる前は、1500年 スペイン人がこの島に渡来。スペイン人はこの島を植民地化はしなかったが、その間、全ての先住民を奴隷としてイスパニョーラ島で強制労働させた。そのため、バルバドス島は無人島化してしまった。
 1536年 ポルトガルの航海者ペドロ・カンポスが、バルバドス島に上陸した。その後、スペインによる奴隷制プランテーション農園が開設されたが、やがて放棄された。

 IMFによると、2010年のバルバドスの国民一人あたりGDPは14,326ドルで世界42位、カリブ海地域において最も裕福な国の一つである。

 イギリス植民地時代から、バルバドスは安定的な政治と国民の高い教育水準により経済的に豊かな国であった。 歴史的に、バルバドス経済はサトウキビ栽培によって支えられてきた。

 しかし1970年代後半からは観光業が発展し、バルバドス経済を支える柱となった。 グレープフルーツの原産国でもある。


      ☆ブリッジ・タウン (首都:世界遺産)

 1628年にイギリスにより建設され、現在は観光地となっている。町並みはイギリス植民地時代を強く残し、町の名のとおり、橋の多い町でもある。

     ☆街並

リトルイングランドと呼ばれるように街は整然

瀟洒な建物が多い

土台は珊瑚礁

火焔樹は花を終わり種となる季節

火焔銃の花は南国では街路樹

国会議事堂

中心街

ホテル前のビーチ

ホテルの庭にもプール


      ☆セント・ニコラス・アビー (サトウキビ農園)

 1650〜60年代に建築された、サトウキビ畑を有するイギリスの農園王の邸宅。贅を尽くして建てられている。

 今でもサトウキビ畑があり子孫が経営している。

看板

一面に広がるサトウキビ畑

農園王の邸宅

邸宅前の広い庭

邸宅前から眺めるサトウキビ畑とカリブ海

民芸品店

民芸品

農園王が経営するレストランへ

当時の作業車に乗りレストランへ

        ☆ランチ・タイム

フレッシュジュース

バイキング料理

     ☆農園王の邸宅見学

17世紀の家具類

当時の物

黒人奴隷が働き手


農園の浜辺は白いカリブ海

サーフィンに最適そうな白い波


         ☆セント・ジョンズ教会

 オスマントルコにコンスタンチノープル(現イスタンブール)が侵略された際、逃れたビザンチン帝国直系の子孫により建てられたという由緒ある教会。150年以上もかつての姿のまま、東海岸の崖の上に建っている。


    ☆街とビーチ


    ☆夕餉

前菜

うまい!

メインはビーフ

デザート

またデザート


      ☆モーガン・ルイス風車

 モーガン・ルイス風車はサトウキビを圧搾するためのもの。
バルバドスで最も大きく200年の歴史があり、国の重要文化建築物である。
1996年には国際保護建造物に指定され、世界に散らばる100の風車のリストの筆頭に挙げられたそうである。

バルバドスはカリブ海のなかでも風車跡が多く残っていて、サトウキビプランテーションの歴史を物語っている。

看板

全景

200年前の風車


                ☆略史

  年月略史
1627年   英国植民地
1652年英国直轄領
1951年普通選挙制施行
1961年英国自治領
1966年独立


 ☆カリブ海諸国一覧
国名面積人口首都民族言語宗教産業識字率平均寿命
バハマ福島 県と同じ35万ナッソーアフリカ系72%英語キリスト教観光業とタックス・ヘイヴン96%72歳
セント・クリストファー・ネイビス西表島と同じ5万バセテールアフリカ系英語キリスト教農業(砂糖産業)、観光業97%71歳
アンティグア・バーブータ種子島と同じ9万セントジョンズアフリカ系9割英語キリスト教観光業、建設業、軽工業(衣料品、アルコール、家電等)89%71歳
ドミニカ国奄美大島と同じ7万ロゾーアフリカ系英語キリスト教農業(バナナ、ココナツ)、観光業、製造業(石鹸等)88%77
セント・ルシア淡路島と同じ18万カストリーズアフリカ系82%英語キリスト教農業(バナナ、ココナツ)、観光業67%72
セント・ビンセント五島列島福江島と同じ11万キングスタウンアフリカ系英語キリスト教観光業、農業(バナナ産業)96%72歳
バルバドス種子島と同じ28万ブリッジタウンアフリカ系9割英語キリスト教 観光業、軽工業 、農業(砂糖)97%73歳
グレナダ五島列島福江島と同じ11万  セントジョージズアフリカ系英語キリスト教 農業(カカオ、ナツメグ、バナナ、果実)、観光業98%71歳
トリニダード・トバゴ千葉県と同じ135ポート・オブ・スペインインド系(40%)、アフリカ系(37%)、英語キリスト教、ヒンドゥー教石油、天然ガス、鉄鋼製品、99%70歳
ジャマイカ秋田県と同じ276キングストンアフリカ系91%英語キリスト教観光業、鉱業、農業(コーヒー、砂糖、バナナ)88%75歳
ハイチ北海道の1/31013万ポルトープランスアフリカ系9割フランス語キリスト教農業(米、コーヒー豆、砂糖、バナナ)53%51歳
ドミニカ共和国東北5県1,028万サントドミンゴ混血73%スペイン語カトリック観光業、農業、鉱業85%69歳
プエルトリコ鹿児島県同じ370万サン・ファンスペイン系が80%スペイン語カトリックラム酒生産、観光製薬漁業94%、 77歳  
グアドループフランスの海外県、静岡県と同じ44万パステール白人・黒人の混血77%フランス語カトリック 砂糖とバナナ94%77歳

マルチニーク

フランスの海外県、札幌と同じ広さ40万フォール・ド・フランス白人・黒人の混血フランス語カトリック 砂糖ラム酒バナナパイナップル79歳
アルバオランダ自治領、岩手、宮城、福島の3県と同じ広さ11万オラニェスタット白人・黒人の混血80%オランダ語カトリック観光業、石油精製76歳

 旅を終えて・・・

 風光明媚な国であった。さすがに年間観光客が100万人も訪れるのが理解できる。
 また、とりわけ女性が綺麗であった。自然と気候、風土、水と食べ物が条件なのだろうか。

 イギリスはサトウキビ生産がこの国での目的であったらしい。街中がイギリスの歴史を見ているようでもあった。平和な国にいるとホッとする気がする。永遠なれ!

inserted by FC2 system