ベルギー (正式名称 ベルギー王国) 旅行記
世界で最も美しい広場といわれる「グランプラス広場」
ベルギー(首都:ブリュッセル) 旅行地
2010年4月、魅力のベルギー旅行を計画。 見所は芸術の街、食通の街、ビール王国、チョコレートとダイアモンドの国、ワッフルの美味しい国、スパ(温泉)発祥の国であろうか。 ◎ベルギー情報 ・面積〜四国の1.7倍 ・民族構成〜北部がオランダ系、南部がフランス系 ・人口〜1,070万人 ・言 語〜フランス語、オランダ語、ドイツ語 ・アルベール2世 ・宗 教〜カトリック75% オランダ、フランス、ドイツと国境を接し、過去にシーザーやドイツに攻められ、領土とされ、言語と文化を否応なしに受けてきたベルギー。その結果、フランス語、ドイツ語、オランダ語圏に分類された苦い歴史がある。国民も微妙に対立の構図が伺われる。 今や、ベルギーは「ヨーロッパの心臓」と呼ばれている。首都ブリュッセルには「EU本部」、「NATO]の機関などが集まるヨーロッパきっての国際都市である。 これはゲルマン民族(ドイツ・オランダ・オーストリア・北欧4カ国等 特性=民族主義・固い・頑固・団体行動)とラテン民族(フランス・イタリア・スペイン・ポルトガル等 特性=陽気・口がうまくお喋り・歌う・踊る・面倒見が良い・計画性が余り無い)のヨーロッパの2大民族の融合した国であることが大きな要因と言う事らしい。 このように多くの被害を受けた国であるが、忘れてならないのは、ベルギーによるコンゴ植民地問題である。 ベルギーの国王、ソ連、そしてキューバのチェ・ゲバラまで登場する非人道問題が汚点として残っている。 詳しくは下記 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 参照 コンゴ動乱 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B4%E5%8B%95%E4%B9%B1 コンゴ自由国 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B4%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%9B%BD 日本が、韓国、中国から過去を攻められているが、ヨーロッパの多くの国は植民地問題で未だに解決されていない。オランダは現在も中南米に植民地を所有し、インドネシアからも過去の植民地責任を問われている。このベルギーもコンゴの過去については口が重たくなると言う。 過去、植民地化したほうの国の言い分は、近代化した、文化の移入をした、開発したという。一方の植民地にされた国は、圧制、多くの資源を持ち去られた事しか記憶に残らない。これらは歴史が解決するのであろうか。 |
◎ 歴史概略
年 代 | 情 勢 | 年 代 | 情 勢 |
以前はオランダ歴史を参照 | ・ | 1914 | ドイツが国土を占領 |
1830 | オランダより独立運動、宣言 | 1940 | ドイツ軍侵入。ドイツに降伏。→1945まで。 |
1839 | オランダが独立承認 | 1949 | NATOに加盟 |
1885 | 国王レオポルド2世がコンゴ自由国の個人領主となる。→圧制 | 1960 | コンゴへ主権委譲。 |
1908 | ベルギー国が、コンゴの植民地となる。 | 2002 | ユーロ取り入れ。 |
ヨーロッパ7カ国による、アフリカ大陸植民地分布図。赤がベルギー領=コンゴ
◎ アルデンヌ地方
ベルギー南東部にあるディナンの街は「絵のような町」で有名。 シーザー軍との戦いのため、砦を築いた地域である。今や観光地。
ムース川が造った断崖の下にはノートルダム教会が良く似合う。
街から高さ100mの絶壁にロープウエイがあり、シタデルという第一次世界大戦の爆撃で傾いた塹壕がある。
アンヌボア城の荘園領主風の広大な庭園
ベルギーは食の文化でもあるが、ビール王国でもある。110の醸造元、450種類もある。左はさくらんぼのビール、右がトラピスト修道院で造られたビール。
まt、レースでも有名なベルギーでもある。ビールだけではなく、ベルギーは器にもこだわりがあり、種類の違うビールを頼むとグラスも変わる徹底振り。
◎ 首都、ブリュッセル
小便小僧〜ベルギーのシンボル。世界で一番の衣装持ちで有名。世界各地から贈られると言う。右が衣装の一部。
チョコレートはベルギーの大切な食文化。「ノイハウス」・「ゴディヴァ」等超有名とか。 EC本部
ベルギー名物のビール「悪魔」はアルコール度8%、美味い。 ワッフル、これも美味い。 裁判所の建物は奇抜
◎ アントワープ(ベルギー北部)
アントワープは画家ルーベンスとダイアモンドの街。ダイアモンドの研磨・取引で世界の70%を占めている。
「フランダースの犬」 忠犬ハチ公のベルギー版。しかしベルギーでは悲惨な結末を好まず人気が無い。 またまた、ワッフル。
ノートルダム大寺院は170年の歳月をかけて造られた。高さ123m。 祭壇 豪華なステンドガラス
外交官で宮廷画家のルーベンスによる天井画 ルーベンスの「キリストの降下」
パイプオルガン
教会は文字の読めない信者に対し、絵をもって説教したという。だから、どの教会でも大きな絵や立派な絵で目から信仰心を醸成したのだそうだ。
また、パイプオルガンの音楽は教会内に響き渡り、耳から訴求している。そして究極は建物の大きさ、豪華さで信者を引き付けている。その費用は
全て信者の寄進による。キリスト教も含めて宗教の本質は、人を管理するためと、お金を民衆から集めるためのものである。(あるガイド談)
◎ブルージュ
ベルギー西部(北海)、ブルージュへ向かう。 そして、首都ブリュッセルに戻る。
北海に面しているので、シーフード料理が有名。 本日も8%の「悪魔}ビール、病み付き。 シーフード煮クリームソース〜抜群に美味い。さすが食文化の街
マルクト広場
水の都「ブルージュ」の語源は”橋”の意味。街を縦横に流れる運河には、50以上の美しい橋がかかっている。12世紀頃は
西ヨーロッパ第一の貿易港であったという。街の真ん中「マルクト広場」はヨーロッパで5指に入る美しい広場である。
世界遺産で、天井の無い博物館とも云われており、まさに絵になる広場、ここで食事するのは至福の時間。
美しいベルギー美人が、ジッとこちらを見つめてくれる。このあと何が起こったか、想像にお任せします。
マルクト広場: 料理もビールも景色も皆美味い。
動画 ブルージュの運河 http://www.youtube.com/watch?v=y1hZFfLGod0
高さ122mの「鐘楼」 市庁舎 中世そのまま
聖母教会にある「聖母子像」はミケランジェロの作。
運河クルーズ体験(白鳥が沢山)
ブルージュの街並み(鐘楼屋上から)
世界遺産: ベギン会修道院
この修道院は、夫が十字軍として戦争に行った後、危険が無いように身を寄せた修道院。永世ではなく、出ることは自由であった。
十字軍とは、中世に西ヨーロッパのキリスト教、主にカトリック諸国が、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことである。
中世ブルージュの内港だった所で、今は運河と水門で仕切られた湖。白鳥が泳ぎ、一枚の絵のよう。
◎ 首都:ブリュッセル
最終日は5つ星ホテル、しかしアイスランドの火山噴火で5日間も滞在。お金が底をつき、ホテルとなりのスーパーで購入し持ち込み。侘しい! 少女もくたびれた?
世界遺産、ブリュッセルのグランプラス広場、市庁舎。 グランプラスの王の家
変な日本人ガイド。化粧までしている。 世界一美しい広場:グランプラス広場 郵便ポストはベルギーが発祥の地
動画 グランプラス広場 http://www.youtube.com/watch?v=xB8QqUFrDg4
◎ゲント
ブリュッセルの隣町ゲントは中世の街はそのまま ヘントの祭壇画 - Wikipediaより 「神秘の子羊」
本日のビールは試験管みたい お待ちかねの「ムール貝の白ワイン蒸」 数えると37個ありました。とにかく美味い!
ようやくチケットが手に入り、フインランド航空で帰国の途に 色鮮やかなポルトガル機
ベルギー上空 さようなら〜。
疲れは風呂で。中部国際航空内の「風の湯」 そして、久し振りに日本のビールで乾杯ッ! 名古屋名物、若鯱家の味噌煮込み
ベルギー編 おわり