カ ナ ダ 紀 行
2011年4月、北米カナダの旅をした。カナディアンロッキーとナイアガラの滝を見るのが目的である。 |
☆ 出 発
成田からカナダのトロントまでは直行便で12時間 | 図柄はカナダの国旗「サトウカエデ」 | サトウカエデのカナダ国旗 |
カナダ国旗 カエデの一種であるサトウカエデは、カナダを代表する木で、紅葉の美しさやその樹液からメープルシロップが作られることなどで良く知られている。 開拓時代、食べ物がない冬の間、先住民の教えでカエデの樹液をすすって飢えをしのいだというカナダの厳しい自然の中での暮らしを象徴している。 メープルリーフの周りの白は雪の降る様子をイメージしている。 国旗の両側にある赤は向かって右側が大西洋、左側が太平洋を示している。カナダはロシアに次いで世界で2番目に広大な国土をもつ国である。 |
機内のカナダビールとカナダワイン | 機内の夕食 | 機内の朝食はお粥 |
機内の若者A・Bくん | 機内の若者Cさん | 機内の若者Dさん |
・・・・・・若者・・・・・・ 今回、機内や空港で4人の若者と出会った。 なぜ留学するの? と野暮な質問をしてみた。 すると偶然か両君の父親共に 「留学して社会経験をして来い!」 と薦めたという。その理由が面白い。 若者Cさんは早稲田大学在籍のお嬢さん。母親とカナダを巡ると言う。やはりワーホリで1年留学すると言う。今回は心配する母親同行で滞在先の下見に来たらしい。3人姉妹の真ん中で、親に負担をかけないため家庭教師など3つのアルバイトをこなしていて、今回の渡航費用も自分で工面したらしい。 若者女性のDさんは、どうもピアノ専攻のようだ。飛行機の中の殆どの時間、食事時間を除いて譜面をみながらテーブルに両手をおいて指を動かし続けている。私にはショパンの「田園」のように聞こえて来るようだ。その指の動きが細かく早い、非常に熱心だ。 奇しくも若者それぞれが希望に燃えてグローバルに行動している。時代が変わりつつある。自分の若い時と隔世の感がある。私も老後に備えてのんびりしてはおれぬ。世界の楽園を求め歩き、どうせならばどこか良い国の老人ホームを探さねば・・・。 |
☆ トロント
成田発トロント行きエア・カナダ | トロント着陸、トロントの街並み |
ナイアガラの滝、手前はホテル |
☆五大湖
エリー湖からオンタリオ湖へと注ぐのがナイアガラの滝。上がカナダ、下がアメリカ国境となる。 |
建物はアメリカ側、こちらがカナダ | カナダ滝 | カナダ側のホテルのライトアップ |
ナイアガラを空から見るヘリコプター会社の車 | ずぶぬれになるので雨具のサービス | 背中にもナイアガラの滝 |
テーブルロックハウスの民芸品店 | 民芸品 | 民芸品 |
アメリカ滝とその向こうにレインボウブリッジ | カナダ側、カナダ滝のテーブル・ロックの下は滝の裏側が見られる |
馬蹄形の別名があるカナダ滝。 |
曲線の長さは670m、高さが56m |
ライトアップしたカナダ滝 |
アメリカ滝は幅260m、高さ21〜34m | コーラの自販機もナイアガラ | スイセンの花弁にもナイアガラが写る、ウソ! |
雪解けのアメリカ滝 | カナダ側のスカイロン・タワー160m |
右がカナダ滝、左はアメリカ滝、川の名はナイアガラ川 |
トロントの街並み、日系人が多い町 | 人口490万人、カナダ最大の都市 | 1615年フランス領、1759年イギリス領となる |
アメリカとカナダの国境にかかるレインボー橋、二国の旗 | トロントの繁華街 | 滝の周辺にはホテル、土産物店、レジャー施設が |
広大な土地にはワイン畑が広がる。国土はロシアに次いで二番目 | 国道の向こうは五大湖最大のスペリオル湖、北海道より広い |
☆ オタワ(首都)
オタワ国会議事堂 | カナダ戦争博物館 |
リドー運河 | 国立美術館 |
☆ 一路、カルガリーへ
1000kmにわたる大平原 | 湖沼が多い | 空港のミニ動物園 |
カナディアンロッキーの周辺図 |
☆ バンフ
バンフの朝、山に朝日が映える | 温泉もあるバンフはカナダ最初の国立公園 | 1年に470万人の観光客 |
バンフは一大リゾート地 | アイスフィールド・パークウエイを一路ジャスパーへ | 両サイドに2000m級の山並みが続く |
☆ レイク・ルイーズ
ロッキー山脈はロッキー(岩)が語源 | ロッキー観光のハイライト「レイク・ルイーズ」 | イギリス・ビクトリア元女王の娘ルイーズの名がつけられた。「ロッキーの宝石」と云われる美しい湖が広がる |
動物が横断出来るための陸橋が所どころに | 氷河が押し寄せる |
カナディアン・ロッキーらしい景観 |
絵になる岩とその上の木々 |
樹林と岩石 | 湖は雪の下 | カナダのガソリンスタンドは簡素 |
ビッグホーン | ヘラジカ | 地リス |
☆ コロンビア大平原
道路の融けた塩を舐めに野生のヒツジが現れる | 岩と氷 | コロンビア大平原レストランへ |
大平原レストラン | 雪上車 | タイヤの高さは150m |
ここまで雪上車で、氷河の厚さは350m | アンザイレンで山から下りてきたクライマー |
タイヤの高さは人間と同じくらい | 幅も1m位か |
山も樹木も風で傾いている? そんなことはないか。 | チーズの味見 | 右はジャスパー |
☆ジャスパー
ジャスパー全景。ロッキーの北の基点 |
ジャスパー・フイアットバレーからの眺め |
「すすり泣きの壁」はアイスクライミングの名所 |
☆ バンフの街
リゾートの街 | アウトドア基地 |
☆ 空路バンクーバーへ
バンクーバーは人口211万人、カナダの西の玄関 | バン・デューセン植物園は高級住宅街に隣接 | 7500種類の植物 |
☆ バンクーバー市内
オリンピック聖火台 | 前方の山が高級住宅街 | スタンレー・パークのトーテムポール・パーク |
スタンレー・パークから見るバンクーバーの街並み | ダウンタウン | 同左 |
ライオンズ・ゲート橋 |
コール・ハーバー | グランビル・アイランドはマーケットが並ぶ | グランビル橋 |
☆ カナダの料理
前菜はサーモン、とにかくサーモンが多い | サーモンと野菜。カナダは水は無料でお変わり自由 | ステーキは何と5cm、これで一人分 |
☆ エア・カナダの機中映画放送 : 「最後の忠臣蔵」
唯一の日本映画、2回も見ました。役所広司と佐藤浩市 | 桜庭ななみ |
映画「最後の忠臣蔵」 エア・カナダの日本人女性客室乗務員から「最後の忠臣蔵」がとっても良い映画ですよ、と薦められた。 酒を飲んでボケっとしていると、通路を通るたびに、「見ましたか!」 と3度も聞かれたので、見なければなるまいと半分寝ながら見ていると、後半が素晴らしかったので、2度も見てしまった。良い映画だ。 赤穂浪士の生き残り2名にスポットをあてた脚本だ。主演が大石内蔵助の用人役:瀬尾孫左衛門に役所広司、討ち入り後行方不明となった寺坂吉右衛門役に佐藤浩市、大石内蔵助の隠し子に桜庭ななみ。 原作は「十三人の刺客」の池宮彰一郎、監督が「北の国から」の杉田成道、音楽がこれまた雰囲気が良い加古隆による。 今や主演の役者広司は、1996年から7年連続で日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞するなど、毎年の映画祭でその名前を挙げられないことはないほど名実共に、日本を代表する映画俳優の一人である。 一方、佐藤浩市は父親が三国連太郎で毛並みはすこぶる良く、演技力の高さは知られている。 また大石内蔵助の隠し子役桜庭ななみが良い。凛とした美しさと声がまた良い。そして安田成美の目にはうっとり! 動画 (You Tube) より 「最後の忠臣蔵」 |
☆ カナダ年表
年代 出来事 | 年代 出来事 |
1000年頃 ノルウェー人がニューファンドランド島に上陸する。 | |
☆ 世界の三大滝比較 |
感想・・・ 国土はロシアに次いで2番目の広さ、しかし人口は日本の1/3の33百万人のカナダ。 広い国土には大半がアメリカとの国境に住んでいる。カナダを代表するのはナイアガラの滝とカナディアン・ロッキーなど大自然であろう。野生動物の宝庫と言われる。この4月は、冬でもなく夏でもないいわゆるシーズンオフ、ダイナミックなカナダを体験するにはシーズンを目がけて行くべきだろう。 だが、きれいな国、安全な国、食事には必ず水が無料で、しかも安全な水、日本と同じである。またトイレも無料でチップの煩わしさもない。食事も良い。 |
カナダ 終わり