ドミニカ国紀行

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ドミニカは熱帯雨林が多く、原住民カリブ族が住む島

 旅の初めに・・・

 2014年2月、ドミニカ国(カリブ海にはドミニカ共和国もある)の旅を計画。

 ドミニカ国には温泉があると言う事前情報、それが楽しみ。そしてカリブ海の原住民はこの国にしかもう住んでいないと言う。どのような生活なのか興味がわいてくる。

 シーフードとワイン、ビールがあれば後は何にも要らない。そんな素朴な旅が何より良い。


         ☆MAP 

国の真ん中は熱帯雨林となっている

 ドミニカ国とは・・・


 小アンティル諸島の真ん中に位置し、ドミニカ島だけが領土の国。

 1978年英国より独立。公用語は英語。カリブの原住民カリブ族が生存している唯一の国。

 自然豊かな火山性の島で「カリブ海の植物園」とも呼ばれている。島南部のモゥーン・トワ・ピトン国立公園は世界自然遺産に指定されている。

 18世紀までヨーロッパの植民地対策に最後まで激しく抵抗したことで知られる。
 1493年にコロンブスが来島し、その日が日曜日(ドミンゴ)だったのでドミニカ島と命名されたという。


        ☆ロゾー(首都)

 カリブ海に面したドミニカ島の西海岸に位置し、人口は16,000人(2007年)。主な輸出品はライム、ライムジュース、エッセンシャルオイル、香辛料、バナナ、グレープフルーツ、ココアなどである。

 ロゾーは元々カリブ族の集落サイリ村に創設され、ドミニカ島最古の集落とされる。現在、市街にはフレンチ・コロニアル様式の建築が立ち並ぶ。



  ☆ホテル

飛行場の反対側にある首都ロゾーにある豪華ホテル入口は小さいが、裏がビーチになり豪華なホテル

南国の花が咲き誇る

ホテルの裏のビーチに虹がかかる

      そしてディナー

前菜はシーフード

メインはカリブ海の魚料理、ビールもワインも美味い

ホテルのバンド

踊るカリブの人

カリブ海が題材


    ☆街並

カリブ海のビーチ

夕暮れのビーチ

街で見かけるカーニバルの衣装

カーニバルの踊り子

ホテルのバー

民芸品


     ☆トラファルガーの滝

ドミニカ国は熱帯雨林が多く滝、温泉、沸騰湖が多い

トラファルガーの滝入口

標高1000mの山から流れる水が滝となる

山間から流れる滝

滝の麓には墳気口と温泉

温泉があちこちに

湯加減が丁度良い

湯を楽しむ人々

語り合う2人


    ☆モゥーン・トワ・ピトン国立公園 (世界遺産)

 1997年に世界遺産に登録。「3つの尖端」)を中心とした熱帯雨林の火山地帯からなり、標高1342mのトワ・ピトン山を含めた5つの火山がある。

 火山特有の荒涼地の中に、約50近くの噴気孔と温泉湖があり、熱帯雨林や透明度が高く神秘的な湖など、豊かな自然が残っている。

 ハチドリやアマツバメ、ハト、オウム目など175種の鳥類、そして世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブトムシや、ナナフシなどの昆虫も数多く生息している。

看板

世界遺産マーク(右下)

整備された散策路はイギリス統治時代とか

ここにも滝が


        ☆先住民 「カリブ族」

 

 コロンブスの到来(1493年)の約100年前には南アメリカからこの地へ移って来た。

 カリブ海の国ではこのドミニカ国にしか存在しない。

 かつて、好戦的で人食い族として恐れられていたが現在は農業を営み、穏和な集団を築き、民主的に選ばれる独自の首長がいる。

 また熱心なカトリック信者でもあり、イギリス式の学校教育を受け、市場経済などの影響で急速なドミニカ化が進んでいる。

 そのため、カリブ族伝統のアイデンティはほとんど失われてしまっている。

 現在のドミニカ国のカリブ族の人口は黒人や白人の混血も含めると約3400人である。

   (写真は昔の原住民姿)

標高1000m地帯に原住民のカリブ族の家

素朴な家が並ぶ

文化生活とは言えないが、平和な時間が流れる

集落の中の民芸品作業場

笹の様な枝を細く切り籠等を作る。見事な出来栄え

カリブ族が提供してくれるランチ。魚のフライ、サラダ、豆類等

村に1件のパン屋さん、キャッサバで作るパン

これがキヤッサバ・パン、もちもちで素朴

パン屋のお姉さん、日本人が珍しい様だ、何か言いたそうな・・・

村の女の子、はにかむあどけなさ

カリブ族の団地には総数3400人

少しの畑、熱帯雨林から取れるバナナ、ヤシの実、キャッサバで生活。山を下れば海がある。何も無くても幸せな生活がある様だ

山から流れる川

川はやがてカリブ海へ


      ☆略史

年月略史
1493年コロンブスにより「発見」
1805年英国植民地
1958年〜1962年英領西インド諸島連邦に加盟
1967年英国自治領


        ☆カリブ海諸国一覧

国名面積人口首都民族言語宗教産業識字率平均寿命
バハマ福島 県と同じ35万ナッソーアフリカ系72%英語キリスト教観光業とタックス・ヘイヴン96%72歳
セント・クリストファー・ネイビス西表島と同じ5万バセテールアフリカ系英語キリスト教農業(砂糖産業)、観光業97%71歳
アンティグア・バーブータ種子島と同じ9万セントジョンズアフリカ系9割英語キリスト教観光業、建設業、軽工業(衣料品、アルコール、家電等)89%71歳
ドミニカ国奄美大島と同じ7万ロゾーアフリカ系英語キリスト教農業(バナナ、ココナツ)、観光業、製造業(石鹸等)88%77
セント・ルシア淡路島と同じ18万カストリーズアフリカ系82%英語キリスト教農業(バナナ、ココナツ)、観光業67%72
セント・ビンセント五島列島福江島と同じ11万キングスタウンアフリカ系英語キリスト教観光業、農業(バナナ産業)96%72歳
バルバドス種子島と同じ28万ブリッジタウンアフリカ系9割英語キリスト教 観光業、軽工業 、農業(砂糖)97%73歳
グレナダ五島列島福江島と同じ11万  セントジョージズアフリカ系英語キリスト教 農業(カカオ、ナツメグ、バナナ、果実)、観光業98%71歳
トリニダード・トバゴ千葉県と同じ135ポート・オブ・スペインインド系(40%)、アフリカ系(37%)、英語キリスト教、ヒンドゥー教石油、天然ガス、鉄鋼製品、99%70歳
ジャマイカ秋田県と同じ276キングストンアフリカ系91%英語キリスト教観光業、鉱業、農業(コーヒー、砂糖、バナナ)88%75歳
ハイチ北海道の1/31013万ポルトープランスアフリカ系9割フランス語キリスト教農業(米、コーヒー豆、砂糖、バナナ)53%51歳
ドミニカ共和国東北5県1,028万サントドミンゴ混血73%スペイン語カトリック観光業、農業、鉱業85%69歳
プエルトリコ鹿児島県同じ370万サン・ファンスペイン系が80%スペイン語カトリックラム酒生産、観光製薬漁業94%、 77歳  
グアドループフランスの海外県、静岡県と同じ44万パステール白人・黒人の混血77%フランス語カトリック 砂糖とバナナ94%77歳

マルチニーク

フランスの海外県、札幌と同じ広さ40万フォール・ド・フランス白人・黒人の混血フランス語カトリック 砂糖ラム酒バナナパイナップル79歳
アルバオランダ自治領、岩手、宮城、福島の3県と同じ広さ11万オラニェスタット白人・黒人の混血80%オランダ語カトリック観光業、石油精製76歳


 旅を終えて・・・

 熱帯雨林の中の温泉が素朴で良かった。宿泊設備が無いのが残念である。

 山の中に住む先住民、カリブ族は南アメリカから渡って来て700年にもなると言う。生活は素朴で地域で獲れる野菜や果物、そして魚類は1日かけて海まで行き旧式の方法で獲るのであろう。

 自給自足の生活は村人の顔を見ると平和そのもの。高度な文化生活等知る由もないので、原発や地球温暖化も知らないようだ。そんな生活を不便とは決して云えない気がした。

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