エストニア共和国紀行
エストニアの首都タリンの街並み ( 世界遺産 ) |
旅の目的 2011年8月、バルト三国の旅をした。バルト三国と云う言葉は記憶にあるが、はたしてどの辺にあるか? と云うのははなはだ自信が無い。 バルト海を挟んで、船では北欧のフインランドへ至近距離の2時間。 ロシア、ポーランド、ドイツが隣国のため常に侵略され、文化も建物も宗教も食べ物さえも影響を受けた国々、それがバルト三国。 |
☆ 略史
年 月 | 略 史 |
1219年 | デンマーク人が進出し、タリン市を築く。 |
1346年 | ドイツ騎士団が進出し、領有。 |
1629年 | スウェーデン領となる。 |
1721年 | 北方戦争の結果ロシア領となる |
1918年 | 独立を宣言。 |
1920年 | ソ連と平和条約を締結。 |
1940年 | ソ連に併合。 |
1990年 | エストニア最高会議が独立回復に関する決定を採択。 |
1991年 | ソ連国家評議会がバルト三共和国の国家独立に関する決定を採択。 |
2004年 | NATO加盟 |
2004年 | EU加盟 |
2010年 | OECD加盟 |
2011年 | ユーロ導入 |
☆ バルト三国 基本情報
国名 | 面積 | 人口 | 首都 (人口) | 民族 | 宗教 | 主要産業 | EU加盟 | ユーロ導入 | 備考 |
エストニア共和国 | 北海道の60% | 129万人 | タリン(41万人) | エストニア人70%、 | キリスト教(プロテスタント) | バルト3国中で最も経済状況は良好。機械、鉱産物、金属製品等が主要輸出品 | 2004年 | 2011年導入 | 大相撲:大関把瑠都の出身地。 |
ラトヴィア共和国 | 北海道の60% | 224万人 | リーガ(71万人) | ラトヴィア人60%、 | キリスト教(カトリック、プロテスタント) | 木材関係品、繊維製品、漁業、金属加工品 | 2004年 | 2014年予定 | 木材関係品、繊維製品、漁業、金属加工品 |
リトアニア共和国 | 北海道の80% | 330万人 | ヴィリニュス(55万人) | リトアニア人84%、 | キリスト教(カトリック) | 石油精製業、食糧・飲料生産業 | 2004年 | 2014年予定 | リトアニアに赴任中の外交官杉原千畝がビザを発給6,000人の避難民を救った。 |
☆ エストニアの避暑地パルヌ
夏の首都パルヌ | ハンザ同盟の地 | リゾートタウン |
高級ホテルレストラン「Ammende Villa」 | スープ | ビーフの蒸し煮 | ミルクプリン |
バルト海に面するパルヌのビーチ |
☆エストニアの郊外は赤松が豊富
赤松と白樺が続く国道 | 首都タリンは樹林帯が多い |
☆ 首都タリン
バルト三国の中で一番美しいタリンの街 | 城門のヒサシで土産物店 | レストランのサンドイッチマン |
エコカー | 歴史地区 | 広場のレストラン |
昔の郵便局を高級ホテルへ | 街角で焼きピーマンを売る女性 | オイチイ! オイチイ! |
☆エストニア料理
城壁の下にあるレストラン | グロリア | 今日は貸し切り? |
かぼちゃのスープ | サーモンフィレ |
☆ 広場の屋台へ
ラエコヤ広場の屋台 | パフォーマンス? |
さあ〜ウォッカ飲みなされ、と上手に注ぐ | エストニア美人は愛想が良い | もう一杯如何! |
☆ タリン観光
電車に乗って | 民族衣装のお嬢さん | 歌の原は5年に一度歌と踊りが開かれる。30万人収容。 |
バルト海も至近距離 | 満員の祭典絵葉書 | ドングリは街路樹? |
港からフインランドへは船で2時間 | フィンランドのヘルシンキ行き |
ロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー聖堂 | 誰でしょう? |
トームペア城国の議会 | 三色旗はエストニア旗 |
大聖堂 | 聖オレフ教会とタリンの街並み |
動画・・・エストニアの街並み → http://www.youtube.com/watch?v=nZegufAYr6U |
土産物店 | ロシアのマトリョーシカ人形 | 街角の演歌師 |
聖オレフ教会と石畳 | ブーツの店 | 魅惑の美女 |
聖ニコラス教会 | アーモンド売り |
花一杯 | ひまわりは万国共通? | 何処の国の花も同じですね |
☆ 人間の鎖
三国の首都600kmを手をつないで抗議! | ソ連の数百年に及ぶ支配に抗議をする人民 |
バルト三国・人間の鎖は、 1989年8月23日に、ソビエト連邦の統治下にあったバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)で、独立運動の一環として行われたデモ活動。バルトの道ともいう。 およそ200万人が参加して手をつなぎ、3カ国を結び、600km以上(日本の東京から大阪以上の距離)の人間の鎖を形成した。このデモンストレーションは、バルト三国のソ連併合を認めた独ソ不可侵条約秘密議定書締結50周年を期して行われ、三国が共通の歴史的運命を共有していることを、国際社会に訴えるために行われた。 「人間の鎖」は地元の当局によって認可され、鎖が切れないよう、周到に計画された。例えば、各都市や町には担当の場所が割り当てられ、他の交通手段を持たない参加者には無料バスを提供するよう指示された。参加者は、現地時間午後7時から15分間手をつないだ。この集会を調整するため、特別のラジオ放送も行われた。 その後、各地で多くの集会や抗議行動が行われるようになった。ヴィリニュスでは教会の大聖堂前で数千人が、ろうそくを持って国歌をはじめとする民族の歌を歌った。他の場所では神父がミサを行い、教会の鐘を鳴らした。 人間の鎖にどれだけの人が参加したかは報道によって異なる。翌日のロイター通信によれば、エストニア人70万人、ラトビア人50万人、リトアニア人100万人が参加したと報じている。 |
日本でも「人間の鎖」 九州で |
三国の中で一番中世都市らしいエストニア | レストランの案内人 | 退屈がしない街並み |
レストランのお姉さま | こちらもお姉さま | 本日の昼食はローストポーク |
聖オレフ教会の60mから市内を見る | 急な階段を登る | 60m地点から上を見る、高ッ! |
こぼれ話・・・ 聖オレフ教会はこの街で一番高い建物、60mの展望台からは世界遺産のタリンの歴史建造物が一望できる。 階段はグルグル回りながらしかも段差がきつい。横のロープにつかまりながら登る。年寄りや女性は見るからに大変そうだ。垂直の所もある。 ようやく上に上がり、待ちかねたようにその女性は私の前で、まだ呼吸が整わないのに 「ねエ、見ました〜!」 と尋ねる。 「何ですか?」 「登り降りする女性のスカートの中よ〜、ばっちり見えたでしょう!! もうすごかったわよ!!」 とおっしゃられる。 「いや、見ませんでした!」 女性が同性のスカートの中を見て、何故興奮するのだろうか? 私にはわからない。 |
☆ エンペラーメニュー
ホテル:スリーシスターズ | 天皇陛下が宿泊したスリーシスターズ | イニシァルは「3S」 |
今宵は天皇と同じ「エンペラーメニュー」 | 生ハムの野菜包と特性ビール | 仔牛肉のグリル ショロンフォームのせ | デザートはスポンジケーキ |
☆ 帰国
タリン空港からフィンランド航空でヘルシンキへ | 空港では日本の寿司を握るエストニア美人 | 可愛い飛行機、大丈夫か? |
旅を終えて エストニアはバルト三国の中で一番観光客向きであろう。街が綺麗、雰囲気も良い、経済状況も良好で全てに安心できる国であろう。 それにしても広場の屋台で飲んだウォッカの味は良かった。美人のお姉さんに薦められ、何度お代わりをしたか分からない。朝、気が付いたらホテルの部屋にいた。 終わり |
参考文献
バルト三国歴史紀行 原 翔 彩流社
地球の歩き方 バルトの国々 ダイアモンド社