南イタリア紀行

ソレントの街はクリスマス一色

ギリシア(パトラス)〜(クルーズ)〜イタリア(バーリ)

7 カ所周遊

 旅の初めに・・・

 2012年12月、ギリシァ旅行と合わせて、南イタリア周遊を計画。

 イタリアは登山を含めると5回目となるが、南方面はナポリまでであった。
ギリシァからクルーズで16時間、バーリから始まるバスの旅である。

 冬のイタリアはシーズンオフだが、世界遺産が4か所あり期待度は高まる。

 ワンポイント情報

 ・国 名     イタリア共和国             ・言 語     イタリア語
 ・面 積     日本の4/5                ・宗 教     キリスト教(カトリック) 80%
 ・首 都     ローマ                  ・経 済     機械、繊維、自動車、鉄鋼
 ・人 口     6000万人

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     ☆バーリ

 イタリア南部の都市で、アドリア海に面して海港がある。

 東地中海の国々と広範囲な貿易をおこなう商業の一大中心地で、イタリア南部の重要な都市のひとつとなっている。

 守護聖人はサンタクロースの元ともいわれるミラの聖ニコラオスである。ニコラオス伝には、教区の貧しい娘にひそかに持参金をめぐんだという伝承があることから、サンタクロースはこの伝承から発展したとする説がある。

ギリシァ:バトラ〜イタリア:バーリ までクルーズ

バーリの港風景

          ☆バーリはオリーブ、ブドウ畑が続く

バーリのヨットハーバ

ブドウ畑が広がる

オリーブの生産はスペインに次いで世界第二位

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     ☆アルベロベッロ(白い家とトンガリ屋根) 「世界遺産」

 アルベロベッロにはトルッロ(「部屋一つ屋根一つ」の意)という建物が約1,000軒ある。16世紀半ばに約40軒のトルッロが建てられ、以後100年の間に土地開墾のため集めた農民が住むのにこの家屋を作らせた。

 これらトルッロ群は「アルベロベッロのトゥルッリ」として1996年世界遺産として登録されている。

平たく加工した石灰岩を積み、壁を石灰で塗る。屋根は円錐形である。部屋の間は仕切りがないため、カーテンなどで仕切られる。

 この構造には諸説あるが、この地を治めた貴族が王からの家屋に課せられる税から逃れるため調査の際に屋根を壊し、「家ではない」と主張できるように壊しやすい家を作ったとする説が有力である。

白い家とトンガリ屋根がユニーク

屋根は平たい石が積まれる

1000件も同じ家が

冬は寒いと言うが、夏は快適

民芸品もトンガリ屋根

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     ☆マテーラ(洞窟住居の街) 「世界遺産」

 マテーラは、「サッシ」と呼ばれる凝灰岩に穴を開けて作られた家(洞窟住居)がある。1993年に、マテーラの洞窟住居ユネスコ世界遺産となった。
 マテーラ は、人口59,500人。

 このサッシがいつ頃から作られたかは不明だが、8世紀から13世紀にかけて、東方からイスラム勢力を逃れた修道僧が住み着き、130以上の洞窟住居を構えていたといわれている。マテーラ周囲からは、旧石器時代の出土品も発見されているため、かなり古くから人々が住んでいたと考えられている。

 その後、長らく小作農民の住居であったサッシは、南イタリアの貧しさの象徴的な見方がなされ、第二次世界大戦時には不衛生で不便な暮らしが嫌われ、廃墟と化していった。

 その評価を気にしたイタリア政府が、1970年代以降、建築学上貴重なものとして省みるようになった。政府が保存に乗り出し、世界遺産へ登録が後押しとなり、人が戻り始め、現在は洞窟住居の5分の1ほどが再利用されている。また、サッシを利用したホテル、オフィス、レストランも開業した。

マテーラの街、全景

木造のプレハブ店が並ぶ

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洞窟内のレストランへ

天井は洞窟とすぐ判明

ワインにパスタ料理

イタリアのパスタの硬さが最高!

メインは肉団子風

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マテーラのドゥオーモ

ドゥオーモの壁の模様

マテーラのピザ販売車

日本人ですかね

イスラム勢力を逃れた修道僧が住み着いた

動画・・・イタリア:マテーラの洞窟住居

130以上の洞窟住居

世界遺産

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マテーラ→ナポリ  緑の大地が広がる

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      ☆ ランチ・タイム 「イタリア・ワイン」

 イタリア・ワイン

 イタリアは温暖な気候に恵まれており、イタリア二十州全てで赤・白・ロゼ・スパークリングのワインが作られ、それぞれの州で特徴あるワイン作りが行われている。

 生産規模ではフランスとほぼ互角であり、ワイン生産量・海外輸出量共に一位二位争いを繰り広げている。

 イタリアのワイン法=DOC法(Denominazione di Origine Controllata)は1963年に制定。上からDOCG・DOC・IGT・VdTに分ける。

1.デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ
  (Denominazione di Origine Controllata e GarantitaDOCG

統制保証付原産地呼称ワイン。イタリアのワインの最上位に位置付けられる分類で、1984年に
    設された。赤ワインには紫色、白ワインには黄緑色のラベルが瓶の口に貼られている。
2.デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ
  (Denominazione di Origine ControllataDOC
統制原産地呼称ワイン。フランスの原産地呼称法(AOC)を模して規定された、イタリア独自の
    呼称規制である。しかしながら、この規制は決して成功したとは言えず、元々はイタリア産ワイン
    の最上格に位置付けられる分類であったが、1984年にさらに上位の DOCG が設定された。
3.インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ
   (Indicazione Geografica TipicaIGT
地域特性表示ワイン。1992年に新設された分類で、フランスの「ヴァン・ド・ペイ」に相当する。
    ラベルには使用されている品種と生産地が表示される。
4.ヴィーノ・ダ・タヴォラ
   (Vino da TavolaVdT
いわゆる「テーブル・ワイン」である。使用品種や生産地を表示する義務はない。
    とくにDOC申請をしないワインは、全てこのクラスに分類される。

ディナーはナポリで、本日は白ワイン

前菜のこのパスタも旨い。イタリアのパスタはいつも抜群

野菜

メインはスパゲティ、ムール貝も大きい

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      ☆ナポリ

 
 世界三大夜景の街として有名。人口は約100万。「ナポリを見てから死ね」(日本のことわざでいうところの「日光を見ずに“結構”と言うな」)と言われるほど風光明媚な土地としても知られる。

卵城とサンタ・ルチアの海

かすかに見えるカプリ島

ヴェスーヴィオ火山

13世紀の建造物ヌォーヴォ城

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        ☆カメオ工房

カメオとは浮き彫りの事

主に貝やサンゴ・象牙・宝石などに絵柄を彫った立体的な芸術品

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      ☆ポンペイ 「世界遺産」

 ポンペイは、イタリアナポリ近郊にあった古代都市。79年ヴェスヴィオ火山噴火による火砕流によって地中に埋もれたことで知られ、その遺跡はユネスコ世界遺産に指定されている。

 ローマ人の余暇地として繁栄したポンペイの最盛期の人口は約2万人といわれる。18世紀に発掘が開始され、現在は主要な部分が有料で一般公開されている。

 町の守護者は美と恋愛の女神ウェヌスであった。娼婦の館などが発掘され、ここで男女の交わりを描いた壁画が多く出土したことから、現代ではポンペイは快楽の都市とも呼ばれる。

ヴェスヴィオ山

遺跡の入口

紀元前7世紀頃にはこの地に集落があったと言われる

歩道に埋め込まれた白い花崗岩は月明かりで電気の代わり

紀元後62年大地震、79ヴェスヴィオ火山が大噴火で破壊

18世紀に発掘開始

パンフレットに良く出る銅像

当時は2万人が住んでいた

石畳に印された男性のシンボル、娼館への道しるべ

ここは娼館、入口上にシンボルで表している

共同浴場

娼館内のベッド

娼館での営みを描いたフレスコ画

娼館での営みを描いたフレスコ画

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          ☆ソレント

 ソレントは人口16000人。ナポリ湾に面する、ソレント半島の北岸にある。ナポリ民謡帰れソレントへ」で知られる。 夏は海水浴場、冬は避寒地として有名。

イタリア最大のリゾート地

巨大クリスマス・ツリー

街はクリスマスで一色

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      ☆ランチ・タイム  

地元で有名なレストラン

雰囲気抜群

赤ワインのハーフ・ボトルで乾杯!

前菜の野菜、まん中に日本の切干大根風が

ここのピザが有名、これが1人前30cmはあろうか

動画・・・帰れソレント

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街並

洒落たカフェが並ぶ

クリスマス・プレゼントがびっしり

親子連れ、皆センスが良い・・・さすがイタリア

タッソ広場のお店

タッソ広場は賑やか

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      ☆アマルフィ 「世界遺産」

 急峻なアマルフィ海岸に面して築かれた都市である。

 中世にはアマルフィ公国(アマルフィ共和国)として自立し、強盛を誇った海洋国家であった。
 
ユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されている。
 アマルフィ海岸の中心都市であり、観光の拠点である。

 土地の名前の由来はヘラクレスが愛したニュンペーの名に由来する。世界一美しい海岸と言われている。

海岸線へ

観光の拠点となる美しい街と青い海

地中海の美しさ

絶壁に張り付くように建つ別荘

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エメラルドの洞窟

神秘的な青い洞窟

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白く輝くヴィラ(別荘)

ナポリから50kmも続くアマルフィ海岸

絶壁の丘に建つ中世の城か

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 旅を終えて・・・

 何度訪れても、何処に言っても素晴らしいイタリア。
 特にワインや、パスタやピザ等イタリア料理のセットは、ここイタリアの右に出る国は無い。またイタリア人の陽気で明るい人柄に触れると、どんなに落ち込んでいても元気にしてくれる。

 女性は絶対にここでは誰でも持てるし、男性もイタリア娘のウインクにお口アングリ・・・  バール等、飲食店に行くとそれが特に顕著である。

 特に、日本の女性がイタリアへ何十回も訪れる人が多いと聞く。
 またの機会を願ってナポリを後にする。                   終わり

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