会報 丹沢:小川谷廊下(沢登り)
平成十三年四月、埼玉県O山岳会に入会することになりました。よろしくお願いします。
以前は札幌のP山の会という会に所属し、およそ三年の活動でした。
尾根歩き、沢、山スキー等ほんの触りの経験でしたが、仕事の関係で東京に転勤となりました。
入会最初の山行が仙台の船形山、2回目が憧れの丹沢で、特に沢の経験が少ないため、少々緊張しながら車に同乗させてもらいました。
本州の山は、学生時代の富士山、谷川岳、磐梯山等で三十年以上も前のことです。
夕暮れ時、高速道路で一気に丹沢山系に入り、テントの中で少し早い宴会となりました。
食当はリーダーの徳さん。
贅沢なテントの中の 、分厚いステーキ
メインディツシユは何とステーキ。山の中でジュージューと美味しい匂いはたまりません。リーダーの手馴れた焼き方を横で見て固唾を飲んでいるメンバーの顔、顔…。とにかく旨かった。
その朝は一点の雲もない日本晴れ、心ウキウキ、足取り軽く、リーダーのゴーサインで、ソレイケ!ヤレイケ!
久し振りの滝……
滝と、その上はまさしく廊下、滝と廊下の繰り返しにワイワイ、キャーキャー。
入渓 滑る大岩
泳ぐ F12二段滝
鯉の滝登りならぬ、人の滝登り、滑って落ちて滝壷へドッボーン☆☆☆
何故かここの滝壷は人が落ちても心配は無く、側でその落ち方に大笑いする、そんな滝でした。
無事下山し、帰りはお決まりの温泉だア!
武田信玄の隠し湯の一つ、中川温泉。ここの露天風呂はサイコーでした。
中川温泉
帰りの中華レストランの生ビールの味も抜群。丹沢の水で作られた生ビールは特別美味いのかも?
昨晩の夜は鹿のキーンキ〜ンという鳴き声で眠りにつき、朝は四時頃から♪ホ〜ホケ・キョの大オーケストラに皆は否応無しの起床。自然はイイモノダ!!!
ホ〜ホケ・キヨ、ケキョ、ケキョと聞こえたが、聞き方によってはケンキョ、ケンキョ
と聞こえる。北海道のウグイスは粗雑なので、検挙、検挙と聞こえるが、丹沢のは謙虚謙虚と聞こえた気がした。ケンシン、ケンシンと鳴いていたのかも。
ひとまず、新人デビューでお世話になりました。
日本アルプスに登りたいために転勤希望した目的はかなえられようとしています。幸せだな〜。俺って。
リーダー、それからご指導いただいた方々に感謝いたします。今後も宜しくお願いします。