会報   田代山

 

 200162日〜3日、福島県南会津郡の会津高原にある典型的な山上湿原「田代山湿原」が今回の山行です。

総員十二名、今回も徳さん車、K塚車に同乗させてもらう。

                  

 

 パンフによると、関東と東北を隔てる帝釈山脈の中央に位置する「野生の宝庫」とある。

直登路をツガ、オオシラビソ、カツラの樹林が続く。高山植物を一覧しよう。ショウジョウバカマ、チングルマ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、シラネアオイ、オオカメノキ、コバイケソウ、ワタスゲ、サワラン、イワカガミ、ゴゼンタチバナ、アズマシャクナゲ等。

 

実に高山植物の宝庫で、木道を歩きながらも神秘なたたずまいと、周囲の雄大な眺望も幻想的でさえありました。

 

 弘法大師の開山と伝えられる大師堂に今日は失礼して大宴会。小銭を奉納する人、お神酒といってビールの空き缶を献上する人、何度も手を合わせる人・人・人。弘法大師のおくりなを拝受した「空海」もさぞ今夜は苦笑い、眠られない一夜だったとか、イビキ合戦も花を添えていました。

 

 弘法大師といえば真言宗で、仏教の心髄の教えを説く密教の宗派を平安時代に中国から日本に伝えたのが空海でした。

 フーテンの寅さんで有名な葛飾柴又の帝釈天ですが、この帝釈天という神様は仏教ではその守護神としての役割が与えられているそうです。ヒンズー教では天界の王、神々の中の王としての立場を与えられているとか。  そう言えば、寅さんもどこか神々しく、日本中に門徒?が居たわけだ。

 

帝釈山とはそのような、神々しく、有りがたい山だったのです。

誰でしたっけ、そこで立ちションしてたのは。

 

「ウグイス」  最近特に親しくさせていただいています。山行が多いせいか、鳴き声を真似ています。ウグイスが音痴になるから、止してくれと鳴いてもいます。書物によるとウグイスは古くから飼い鳥として珍重されたが、現在は許可が必要との事です。

 

「ほととぎす」  何となくウグイスに似ていると自分は思うんです。彼、彼女かな?達は自分で巣をつくらず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵と育雛(いくすう)を仮親に託すそう。

鳴き声は鋭く、鋭く「テツペンカケタカ」などと聞こえるそうです。 注意!ひとり言でテッペン、カケカケ…と言っていたら隣の人が笑っていますよ。

 

ウグイスの鳴き方、「ホ〜ホケキョ」は万国共通らしいが、私の友人の一人で通称「ヨタロウ」が、ほととぎすはこう

鳴くんだぞ! 「ホ〜ホトトギス!」。 一同……。

 

                         

 大師堂での夕げ、ポトフにリゾット、ウド、その他山菜が沢山。  岡野さんが毎年田代山に自己栽培しているといわれる山菜の御つまみの味は絶品でした。来年も丹念に追肥を宜しくお願いします。

フランスの家庭料理といわれる煮込み、イタリア料理のスープ炊き、どちらも抜群の味と美味しさでした。「空海」もヨダレを流していました。私には見えたのです。

山を愛する人は料理も上手で本当に感心しています。

翌日の朝食「ラーメン」、これもイカッタ。 どなたか、言っていました。「今回のラーメンが1番ネ!」。 正直な人です。

 

食当の人に大感謝です。

帰り道、 「温泉」有料の温泉に入りたかった。  でも、無料だったから…。

「湯の花温泉」はまたの機会にイッカ!

 

昼食の「岩魚」の塩焼きはこれまた新鮮、珍味でリッチな気分。

新鮮な空気に透き通るような水、そして花,石、純朴な村の人達に接し寿命が延びたことは言うまでもない。

生憎、帝釈山はガスって三百六十度のパノラマは不可能であったが、田代山湿原では可憐な花をディジカメにおさめられ、想い出作りが出来たことはこれまた言うまでもない。

 

 今年はアルプスを中心にトライ計画中。手始めに「南アルプスの鳳凰三山が素晴らしいヨ。」との東悟さんご推薦

で、ヨシ、行かねば。 終。


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