セント・ビンセント紀行
首都キングス・タウンの街 |
旅の初めに・・・ 2014年2月、珊瑚礁と熱帯雨林の島、パンとクズの木がある島、鯨が来る島・・・ やはりカリブ海だけにマリン・スポーツが盛んで、白いビーチと青い海原を期待して常夏の国へ旅立つ。 |
現地見どころMAP |
セント・ビンセント及びグレナディーン諸島とは 観光業とバナナ生産が経済の中心。また、セントビンセント島はクズ粉の世界最大の生産国でもある。漁業も盛んで、グレナディーン諸島では原住民捕鯨の名目で少数の島民が鯨の捕獲をしている。 セントビンセント島の海岸は黒色の浜辺がほとんどで、良質の海綿の産地である。西インド諸島で最初にパンノキを持ち込まれた島として知られる。1789年、太平洋上で、西インド諸島の奴隷達のための安い食料としてパンノキを手に入れた。 |
☆キングス・タウン(首都)
キングスタウンは人口15,900人(1999年現在)のセントビンセント・グレナディーンの首都及びセントジョージ行政教区の区都であり、主要な港がある。 主な産業は観光と農業である。 |
☆マリンスポーツ
☆ホテル
海辺の高台に建つリゾートホテル | ホテルからはビーチが近い |
☆シャーロッテ要塞
英国植民地時代の1806年に完成した要塞。 当時の英国国王ジョージ三世の妻・シャーロット王妃にちなんで名づけられた。 相手はやはりフランス。 |
コロンブスは、財宝が乏しくこの島を捨てたという | 領有権を争い、英仏で何度も奪い合う | この大砲は何度火を噴いたのだろうか |
☆植物園
このキングスタウンの植物園は1763年につくられ、西インド諸島の中では一番古くて由緒があるとのこと。 18世紀にタヒチなどから持ち込まれた貴重な植物がある。 |
入口 | ジャカランタの花 |
☆魚市場「リトル・トーキョー」
1987年から翌年にかけて、日本は無償資金協力を通じて、首都キングスタウンに魚市場を建設した。 この魚市場はその後、アジ類やカツオを中心にセントビンセントの漁獲物の約80%が水揚げされる、水産流通・輸出の一大拠点に発展している。 さらにこの魚市場は、地元住民の憩いの場としても大勢の人々に親しまれており、彼らから「リトル・トーキョー」という愛称で呼ばれている。 |
日本が無償資金協力した説明 | 魚市場の屋根 |
整然とした場内 | 地元住民の憩いの場となっている |
☆英国教会
1700年代に建てられた英国教会 | 300年の歴史 |
☆パンの木
セント・ビンセントは、西インド諸島で最初にパンノキを持ち込まれた島として知られる。 木は高さ15mほどに成長し、葉は大きく7-9裂の掌状。雌雄異花。 葉が大きく、よく茂ることから、熱帯地方では日陰樹として公園や庭園、また街路樹として植えられる。 18世紀末にイギリスによって、黒人奴隷の食料として西インド諸島に導入された。 果肉にでんぷんを含み、蒸し焼きや丸焼き、あるいは薄切りにして焼いて食べられる。 また火で乾かしてビスケット状にし、貯蔵する。味はサツマイモに似ているとされる。 |
パンの木 | パンの実 |
☆ランチ・タイム
カリブ海の国はビールが美味い | 牛の煮込み |
☆景観
カリブ海の白い波 | ここにもクルーズ船 |
☆略史
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☆カリブ海諸国一覧
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旅を終えて・・・ カリブ海の植物、とりわけ花が綺麗であった。熱帯雨林ゆえに日本とは違う環境で育つせいか、原色の鮮やかさが目に付いた。 カリブ海のどの島も小さいので、車で1日もあれば1周出来る。小高い山から見る景観と谷筋の滝や川の景観も素晴らしい。 退屈になるとビーチで寝そべってボーツとしていたり、ホテルの部屋で読書にふけるのも贅沢な過ごし方である。旅とは良いものである。 |