スロヴェニア共和国 紀行

銀杏(イチョウ)1

 見所

 「アルプスの瞳」と揶揄されるブレッド湖、宝石のように美しいと言われるブレッド湖、絵本から抜け出したような景色と言われるブレッド湖。それが見たい。

 2010年11月、シーズンオフだがこの時期は費用が安い。ついでに世界第三位の鍾乳洞、ポストイナ鍾乳洞もルートに入れてみた。

絵のように美しいブレッド湖

   ☆ スロヴェニアの歴史

年  代

出来事

年  代

出来事

 紀元前700年旧石器時代人々が住みつき、イリュリア人(バルカン半島)が鉄器を持ち住む。 1918年10月第一次世界大戦末期、スロヴェニア人、クロアチア人、セルビア人たちによる民族評議会をオーストリア帝国内で結成。
 紀元前400年ケルト人(中央アジア)が定住。 1918年12月スロヴェニア人、クロアチア人、セルビア人の王国誕生。
 紀元後ローマ帝国の支配。 1920年〜長く続いたドイツの影響からねけ出す。
 6世紀南スラヴ系(現ロシア界隈)の民族が移動。 1941年スロヴェニア人、クロアチア人、セルビア人による「ユーゴスラヴィア王国」はナチス・ドイツとイタリアに占領される。
 620年カランタニア公国(神聖ローマ帝国の構成国家)となる。 1945年ユーゴスラヴィア連邦が建国されたが、ソ連と対立、チトー政権下で西側諸国と融和。
 600年〜1600年遊牧民族の侵略から、援助をドイツ系のバイエルン公国に求め、以降1000年間ドイツの影響下におかれる。 1991年ユーゴスラヴィア連邦から、スロヴェニア独立。
 15世紀〜20世紀オーストリア・ハプスプルク家の支配。 2004年EU加盟、ユーロ導入、西側諸国との結びつき深める。

☆ 元は「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」の1国

 (旧)ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の当時の6つの構成共和国はそれぞれ独立し、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアとなっている。

 第二次世界大戦中の1943年から、解体される1992年まで存続した、ユーゴスラビアの社会主義国家。ヨシップ・ブロズ・ティトーの指導の下、ユーゴスラビアは冷戦下において中立政策を維持し、第1回非同盟諸国首脳会議の開催国となるなど、非同盟諸国のなかで中核的な役割を果たした。

 その後には、ユーゴスラビア連邦は解体へと進み、ユーゴスラビアからの離脱や新しい国の枠組みをめぐって異民族に対する憎悪が噴出し、大規模な暴力を伴う一連のユーゴスラビア紛争へと発展し、1992年解体した。

   ☆ 出 発

    

                                             今回はドイツのルフトハンザ機

          成田発10:25〜フランクフルト(ドイツ)経由〜グラーツ(オーストリア)〜(バス)〜ブレッド(スロベニア) 到着は日本時間翌朝5;00。  18時間の旅。

  

             ルフトハンザ機もサービスが良い。食事は2回、希望するとドイツビール、ワイン、ウイスキー他、何度もお代わり自由。 食事はそれなりに。

    ☆ ブレッド湖

  

バロック様式の教会が風情を増す。奥の方に見える山はユリアンアルプスの最高峰トリグラフ山(標高2864m)

☆ 動画 ブレッド湖  http://www.youtube.com/watch?v=5aClVXNsHxA

    

          オーストリア、イタリア国境が近いため17世紀からリゾート地として魅了してきた。           チトー元大統領の、今はホテルの別荘から渡し船。             

 

船頭は代々一族が引き継ぐ名誉職?

☆ 動画 ブレッド湖 NO2   http://www.youtube.com/watch?v=rh_6ZB9HWcw

    

聖マリア教会

   ☆ バスの旅:リュブリャーナへ

   

        ドライブインのコーヒーカップ売場                  スロベニアの観光バス                     今は平和な街が続く

    

          高速道路料金所                                         スロベニアはカトリック、教会が街の至る所に。

  ☆ 首都:リュブリャーナ

   

       スロベニアの首都:リュブリャーナへ                リュブリャーナ市内                         竜はこの国のシンボル

リュブリャーナ城

  ☆ 世界第三位のポストイナ鍾乳洞

    

        ポストイナ鍾乳洞の表示板        鍾乳洞が無ければ静かな、静かな町。右上が駐車場、橋を渡ってこちら側へ。    道路案内は「ホライモリ」の絵 

      

                 鍾乳洞入口には大きなホテルとレストラン                      このトロッコで20分も中に入る

    

       右側ホテルの奥が入口、中央の暗い所が出口         トロッコ。ジェットコースター並のスリルは子供に大受け       不思議な物体が続く

           

                  コンサートが開かれる会場                            特殊槽で飼われている「ホライモリ」  フラッシュカメラは厳禁。

     

         およそ二時間の歩行、ビールで喉をうるおす。        洞窟から出ると夕焼け、火事のような空。不吉! やはり翌日は台風のような大雨

 ヨーロッパ最大、世界第三位のポストイナ鍾乳洞はスケールが違う。ジェットコースターで行くようなスリル。雨の日は頭上から雨水が滴り落ちる。奇怪な形のラクダ、ワニ、カメ、オウム、男の子など。1時間半もの歩行を求められる。

 中でも美しいのは、真っ白で細く微細な「スパゲティ」と呼ばれる氷柱。そして、類人魚と呼ばれる「ホライモリ」。暗闇にいるため目は見えない。一年近く何も食べなくても生きられると言う。白い蛇のようだ。

 鍾乳洞がカメラのフラッシュで溶けると言うことで、殆どが撮影禁止。 はたして世界一位と二位はどこだろう? また課題が残った旅だ。

                                                                                            終わり

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